マンション売る前提で買うとどうなるかを考える

近年では、後々売却する前提でマンションを購入するケースが増えてきています。ただし、売る前提でマンションを買うと、買ったときの値段より売るときに安くなってしまいローンが残るのではないかという不安が出てきます。

そうならないためには、新築に比べたときの価格と今後の相場推移などもしっかり考えて買うことが大切です。

→マンションを売るときの諸費用にはどんなものがあるの?


マンションを売る前提で購入した方が良い理由

近年では、郊外にマイホームを建てるのではなく通勤の便利な場所のマンションを、売る前提で購入するというケースが増えてきています。マンションを売る前提で買った方が良い理由としては、マンションの間取りが自分の家族にあったものを選べるということが挙げられます。

マンションには、一人暮らし向けからファミリー向けなどニーズにあった間取りの物件が選べます。ただし、ファミリー向けのマンションは子どもが小さいか大きいか、人数が少ないか多いかといった細かな部分に対応していないことが多く、子どもの独立などの家族構成が変わることで住みにくくなるというケースはよくあります。

売る前提でマンションを購入しておけば、家族構成が変わったとしたとしても、売ってしまえば問題なくなります。また、戸建ての家は築20年ほどで価値がゼロになってしまいます。そのため古くなったらリフォームして住み続けるのが一般的です。

マンションであれば戸建てに比べて価値の減少が緩やかです。マンションは構造的に丈夫な鉄骨や鉄筋コンクリートで作られているため、木造で作られることの多い戸建てに比べて2倍の40年は価値があると考えられています。

そのため住み替えるときに売る、ということが戸建てよりもやりやすいのです。ただし、物件によっては売りにくいケースもあるため購入する時点で、先のことまで考えて購入することが多大切です。

中古マンションのメリット

売る前提であれば新築ではなく中古マンションを購入することによって、様々なメリットが得られます。具体的なメリットとしては、中古は新築に比べて価格が安いということが挙げられます。安ければその分住宅ローンの負担を軽くすることができます。

また、予算によっては新築よりもこだわりのあるマンションを購入できる可能性もあります。中古マンションの方が、賃貸よりも高いグレードの設備や仕様となっているのが一般的です。家賃と同じくらいのお金を払うのであれば、賃貸よりも充実しているマンションを購入することができます。

また、中古マンションは価格が安い分だけリフォームに力を入れられるというのもメリットとなっています。リフォームにお金をかければ、新築と同様の住み心地の良い家を作れます。

売る前提のマンション選び

マンションを売る前提で考えたときには、購入した時点できちんと後に売ることを意識して選ぶことが重要です。選び方のポイントとしては、築20年前後のマンションが狙い目となっています。新築から築20年までは価値の下落が激しく、築20年をすぎると減少が緩やかになっていきます。

短期間で売る前提で物件を購入するのであれば、築浅・新築は価値の下落が激しく購入費用との差がとても大きくなっているため避けることが無難です。値段的にも安くなっているのもおすすめのポイントと言えます。中古マンションは安全性が不安という人もいますが、鉄骨や鉄筋コンクリートは構造がしっかりしているため、築20年を過ぎても十分安全性は確保されています。

売る前提であれば築20年は問題なく、お得な物件と言えます。できるのであれば、アクセスが良い高層階の部屋を購入することがおすすめです。

築年数が同じのタワーマンション3階と駅近の最上階であれば、売る前提なら駅近の最上階を選びます。物件の価値は築年数と立地の良さ、階数の高さによって変わってきます。そのためタワーマンションは一見価値があるように見えますが、築年数が増えれば増えるだけ価値は下がってしまいます。

その点、駅近の最上階であれば築年数によって価値は減少したとしても立地の良さと、階数の高さによる価値はあまり減らないと考えられます。また、間取りにも注目します。こだわりのある物件は素敵ですが、逆に言えばトレンドが変化したりする可能性があります。

そのため幅広い人が使いやすい間取りであれば売却しやすくなります。

高く売るためのポイント

売ることが前提である場合には、住み方にも注意することが必要です。売る前提でマンションを買った場合には、こまめに掃除することが重要となってきます。中古マンションの高く売れるかどうかは、物件がいかに綺麗かということがポイントとなってきます。

そのためこまめに掃除して綺麗さを保っていくということは、高く売るためには必要なことと言えます。特に売るときに見られるのが、水回りです。水回りは毎日使う部分ですので、水垢がつきやすく汚れが取れにくい部分です。

売る前にハウスクリーニングをすれば良いと考える人もいますが、ハウスクリーニング代として7万円ほど費用がかかってしまいます。大きな負担になってしまうこともあるため、こまめに掃除しておく方が結果的にはお得です。

不動産業者の中には普段の状態で構わないというケースもありますが、綺麗であればあるほど物件の価値が高まります。お風呂場や台所周り、トイレ掃除は特に力を入れておきます。また、見落としがちなのが鏡です。鏡はクエン酸やエタノールを使うと汚れが落ちやすくなります。

他にもできるだけ、部屋を広く見せたり収納スペースもできるだけ綺麗にしておくことがおすすめです。

重要となる地域の不動産相場

売る前提でマンションを購入する場合、間取りや設備などだけではなく地域の不動産情報もチェックした上で購入することが大切です。商業施設の充実度は、日常生活に大きく影響してくるポイントです。使いやすいスーパーが閉店してしまったなどの情報があると、その地域の物件の需要は下がってしまう可能性があります。

しかし、都市開発がある、ショッピングモールが建設されるという場所であれば需要は高くなります。当然、その近くにあるマンションの価値も上がっていくため周辺情報というのは、物件の価値に直結すると言っても良いのです。

売る前提で考えるのであればマンションそのものの価格だけではなく、今後の周辺情報もしっかり得た上で購入することによって売りやすくなります。